本処理菌は、主にタンパク・炭水化物を多く含む廃水用に開発した特殊菌です。
バチルスプロ菌の働きにより、アミノ酸・ペプチド・単糖類に分解します。
高濃度廃水に最適で、比較的小さな容量の水槽で処理が可能になります。
食肉加工工場の様な高タンパク・高油脂廃水はバチルスプロとバチルスオーの併用により、小さな容積で安定した分解が可能になります。
本菌を利用した利点
●イニシャルコストが低減できる
高負荷廃水を小容量で処理できるため、建設費用が安くできます。
また、菌処理の場合、人件費はほとんどかかりません。
薬品処理に比べるとランニングコストも1/2以下で済み経済的です。
●臭気問題が解消される
臭気成分が菌の発する酵素より分解されるため、臭いの問題も解消されます。
●運転が楽である(手間が掛からない)
薬品等の管理充填が無いため手間が掛かりません。
菌の補充は月に1回程度行うだけで、後は一切手間が掛かりません。
●処理装置が清潔に運転できる
加圧浮上装置の様に、汚泥が発生しないため、清潔に運転ができます。
処理フロー例(高タンパク、油脂含有廃水処理例)
PH | BOD | SS | N-ヘキサン | |
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流入水 | 5~8 | 3,500 | 500 | 55 |
特殊菌分解槽 | 6.8 | 1,530 | 180 | 5 |
放流水 | 7.1 | 18 | 10 | 1未満 |
◇洋菓子工場処理例 : 濃度単位ppm